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#2 ハートの次元を生きる者へのハートスートラ
2022.06.24

元旦の午後。
子どもたちは東京下町の我が家の実家へと向かい、私はゆっくりとお風呂に浸かり汗を流していました。
#1 受容というアートの続きです。
すると脳内に「シャーリープトラよ」という言葉が蘇ったのです。
昨年2017年11月に玄花ツアーとして台湾に行きました。玄奘(三蔵法師)と般若心経に触れる旅です。
その旅の最中に般若心経の現代語訳をネットで見つけ、台北から阿里山へ移動のバスの中で私がそれを参加者に読み上げました。小さな声で(笑)
と、その前に、こんなお話があります。
玄奘(三蔵法師)が長安からインドへと仏教の経典を求めて旅をする道中に一人の老婆と出会います。老婆は全身から膿を流している。
この老婆の住む地方では、全身が膿む病気の時に家族の者がその膿を口で吸い出すと治るという言い伝えがありました。しかし老婆の家族をそれを拒否し、あげくにこの場所に捨てられてしまったと、老婆は道で出会った玄奘に訴えます。
「だからお坊さま、どうか私のこの膿を口で吸い上げてくれませんか」、と。
玄奘はしばし思案し、そして老婆の腕を取り膿に口をつけようとしたその瞬間、老婆は観音菩薩に姿を変えます。「玄奘、お前の心は本物と知った。そんなお前にこれを渡そう。これからの旅の中で自分ではどうしようもない時はこの経を読むといい」
そう言って手渡したのが般若心経である、と。
(この話を以前どこかで読み、それを玄花の記憶から溢れるままに書いています)
台湾の玄奘寺にあった般若心経の解説本には、英文が載っていました。
The Heart Sutra
ハートスートラ…心に響く言葉ですね。
スートラとは縦糸の意味を持ち、倫理や道徳などの論理をアタマで理解すること。真理を探求すること。そう、スートラとは「経」のことです。
般若心経はハートの次元で生きる者へのメッセージだなと思います。
般若心経は菩薩が仏陀の弟子のシャーリープトラに教えを説くという形で書かれています。
台北から阿里山に向かうバスの中で般若心経の現代語訳を読み進めるうちに、どんどん菩薩になりきって憑依芸のように読み出す私に参加者大爆笑。これを朗読する動画を作ろうかと思うほど。笑
現代語訳に書かれたことをそのまま丸呑みするのではなく、私はどう理解しどう受け取ったのか。私にとってその言葉の意味は音はどうなのか。それを語りながらの台湾ツアーでした。
情報を情報のままで丸呑みせずに、考えることが大切です。
仏陀の弟子のシャーリプトラ(舎利子)よ。
私が知り得た真実とは、「自分が存在しない」という驚くべき事実のことなのだ。
今からその真意について簡潔に話をするから、よく聞いておくれ。
(中略)
あらゆるものは「空」である。
この真実を本当に知る者は、どんな苦しみも、それが概念でしかない自分が築き上げた、さらなる概念であることに気がつくだろう。
だから苦しみから逃れようとして苦しむことなど、あるはずもない。
赤字は般若心経現代語訳より引用
お風呂に浸かりながらうろ覚えの、「シャーリープトラよ」から続く菩薩の言葉が脳内に響き渡る。
仏教で言われるところの4つの苦悩。生・老・病・死
生きるとは何か。
老いるとは何か。
病とは何か。
死とは何か。
そしてそれらは本当に苦悩なのか。
常々書いているように、そこに「苦悩」という意味を見出したということは、その対極の意味もまたあるということ。
私ならその対極にどんな意味を見出すだろうか。
そして、ヒーリングの本質とは何なのか。
そんなことを考えているところに娘と息子が帰って来て母の容態の話を聞いたのです。
2018年1月3日
過去ブログ再掲載
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