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②外を指し示すアートの本質
2019.06.23
2月20日乙女座満月によせて
〜起こすのではない、起こるのだ
アートの本質
独りあることの豊かさについて〜
①外へ羽ばたくための居場所
世界がきれいに見えなくてもいい、一人ぼっちでいい、幸せにならなくていい、という自分への許可は、幸せになっていいという許可よりも、ずっとやさしく強力な許しです。
何かをしようと思って一歩が踏み出せない時や、何かをしようと思ってためらいが先に来てしまう人は、「それをしよう」と力むほどに、それは出来なくなる。
「それをすることを自分自身に許可しよう」と、そう思ってみてください。
バシャールの言葉を借りると、豊かさという表現の時によく使われる「abundance」 とは、「やる必要のあることを、やる必要のあるときにできる能力」です。
abundanceという言葉はラテン語からきていて、『溢れ出てくる』という意味を持っています。『湧き出てくる』という意味です。
ワクワクすることが内側から湧き出ている時、それを止めるのはあなたの自我である思考以外にありません。
「それがいちばんワクワクすることだとわかってはいるのですが、でも、それを行動することができないんです」、という言葉を耳にします。
ワクワクすると「わかっている」「知っている」のなら、そのことは、必ず「実行」「行動」を伴います。
「わかっている」「知っている」けれど「行動できない」のならば、実はそれを「わかってはいない」「知らない」ということです。
最近ちょっとバシャール意識と繋がることが多いので引用しますと、彼ら宇宙意識は「知ること」と「行動すること」とは同じことであるとよく言います。
宇宙の意識で生きるとは、「思考」と「行動」との間に乖離のないバイブレーションを体現しています。
最近、そんな若者たちと少しの大人たちが増えているように感じます。
あなたも宇宙意識で生きてみますか?
世の中では、たったひとりの人が言う真実よりも多数が信じるデマの方が人の心を掴む場合があります。
主流が全体を支配します。
しかし主流が本質で真実とは限りません。
ここからは社会学者の宮台真司さんが「アートとは問題提起である」語っていたことにインスパイアされ、言葉の引用と共に書いています。
あなたが、あなた自身が手がけるものを通して、人々を楽しませたり元気にしたり、リクリエーション(レクリエーション/仕事・勉学などの肉体的・精神的疲労を癒し、元気を回復するために休養をとったり娯楽を行ったりすること)を提供しているならば、それはエンターテイメントです。
エンターテイメントがあなたの世界観です。絵でも、料理でも、畑仕事でも、制作でも、モノづくりでも、メッセージの提供でも、音楽活動でも動画配信でも。
アートは問題提起である。
アートは時として不快であると、宮台さんは語ります。
概念を規定せず、アーティストが打ち出すものを通して不可解さと不快さに直面させ、何かを持って帰ってもらうのがアートの一面である、と。
不快であって当たり前。
たまに快いものや癒されるものもありますが、それを狙ってやるわけではありません。
人の根幹に何かを起こすこと。
それがアートの一つの定義である。
私はそこに同意します。
アーティストの体現するアートに関わる人が何を感じるかは、アーティストが考えることではありません。
なぜならそれは、「起こすのではなく起こるからです」
私はツアーを開催しています。
そこに自分の当たり前を持ち込む人ほど、旅を楽しむことが出来ません。
ツアープランを組んでタイムスケジュールを立て、
「あー、今日も決めた通りに動けた」ということに価値を置くところにシフトしてしまうと、ツアープランのPDCA(Plan,Do,Check,Action)をこなすだけになってしまいます。
すると、未知のものと出会う可能性が狭くなります。
私たちは内側の中で最適化したものを示し、予定調和に安心をしようとします。
いつもと変わらぬ安心が欲しいんです。
そういった方々に外を与えること。
アートの役割りとは、その人の内にあるものと共鳴するのではなく、外を示すことだと私は思っています。
知覚外、想定外、
放送禁止用語のキ●ガイを基地外と書いたりしますが、まさにアートの狂人たちはあなたが閉じこもっている安心の基地の外に連れ出してくれます。
狂うという字は、クレイジーという意味ではなく、本来は「自分でも持て余してしまうような情熱」という意味を指しています。
「狂愚」とは、現実の常識に囚われず、自分の信念に従い行動することを意味します。
私のツアーは想定外の場です。
参加する人が自分の想定を超えるほどに、たくさんの奇跡を受け取っています。
自然にそのプロセスに入るようにデザインされています。
玄花のツアーや玄花の場はアートの領域です。
アーティストは、外部から遮断された独りぼっちの世界でその瞬間の閃きやインスピレーションと出会います。
洞窟瞑想などは3日の間、飲まず食わずでただ暗闇の中で瞑想しています。そこにある至福と出会い、瞑想の間中、口角が上がり微笑みをたたえているそうです。
ヴィパッサナー冥想は、およそ10日間言葉を発しず目を合わせず、一人の世界に入ります。
あえて、独りぼっちの世界に入っていくのです。
お金を払ってまで、精神世界を求める方々はその領域に入っていこうとします。
なぜなら独りぼっちの世界は実は豊かでリッチであることを知っているからなのです。そこに本当の安心があることを知っています。
私たちは孤独を感じそうになるとそれを避けようとしたり、自我が望む安心を求めようとします。
私は束の間の癒しではなく、孤独を感じることの豊かさも同時に伝えたい。もっと大きな癒しがそこにあることを。
おおいなる嘘に気づくこと。
自分の中からどんなネガテイブな言葉や考えが湧いても「それって本当?」という魔法の質問を自分に投げかけること。
そこに隙間が生まれます。
さあ次はこちら。
孤独を受容した先にある世界についてです。
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