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選択できることを思い出す
2021.02.24
その日は突然やって来る。
あれは12年前、2008年7月のこと。20数年毎日欠かすことなく愛飲していた煙草が美味しくなくなり、さらに吸いたくなくなり「やめる」と思いやめたのだ。
吸いたかったら吸えばいいとして、やめると決めてから一口二口の煙草を吸ってから完全にやめた。あれから一度も吸っていない。
それまでに毎日一箱以上の煙草を吸い、やめようと思ったことは一度もないし健康を害しているという自覚もない。しかしその日は突然やって来た。夫が亡くなる半年前のこと。
2012年8月。講座を終え、差し入れをいただいた。「玄花さんのことを考えて選びました」と手渡されたそれは、黒帯という名前の大吟醸の日本酒でした。
息子が柔道選手であることを覚えていてくださり、それにちなんで選んでくれたのでしょう。
その日本酒を飲み終た後にピタリをお酒をやめた。飲めないお酒の種類はないが、何を飲んでも美味しくないのだ。ほぼ毎日適当に適量を飲んでいたしお酒の耐性は強い。
その日は突然やって来た。その日以降、酒席でも飲まないことが平気の日々を過ごしていた。しかしおよそ1年半後の、主催の忘年会の席で突然飲みが復活したのが懐かしい。これまたその日は突然やって来た。
そして昨年の夏のこと。お酒を飲んでも感動がなく（笑）飲むのをやめた。飲みたかったら飲めばいいとして梅酒やハニーワインを一杯か二杯。それ以降ピタリと止まったまま今に至る。ノンアルコールビールを心から美味しいと思う日が来るなんて自分でも驚きだ。
さらに今年の1月になり肉を食べなくなった。魚肉や魚介以外の肉を食べなくなったので要するにペスカタリアンになった。今までペスカタリアンという言葉すら知らなかったのにその日は突然やって来た。
そして今に至ります。
生じて来たあるがままの現象や反応を見る。ただ、見る。これがJUYO（受容）の状態です。今回は体に生じた反応ですね。
ここに書いているように体のささやかな反応に気づき、それをその先のどのような経験にするかは自分の思考による選択です。
体の声を聞いたらいつの間にこうなった、のではなく、体を声を聞きそしてどうするかを自ら選択して今に至っていることを自覚しています。これもJUYO（受容）の状態であればできることです。
「もう飲みたくない」と思いながら飲む人もいれば、「絶対に痩せる」と決めてもその一口がやめられない人もいるし運動が続かない人もいる。全て自らの選択です。無自覚で無意識だとしても、あなた自身の選択でそれを行っています。
私たちには選択できる力がある。
今これを読んでいるあなたがどんな状況であれ、それを環境のせいや何かのせいや誰かのせいではなく、全ては自らが選択してきた結果だということを受容してください。
私たちは自分に選択する力があると思えている時、安心や安全の“感覚”と繋がりやすくなります。安心や安全の感覚と繋がると自分を信頼することができます。
さらに今この瞬間から新しい選択をすることができ、それにより新しい未来をイメージしながら今を楽しむことができるようになります。
逆を言えば、今の状況を何かや誰かのせいにして「この状況の中で自分が選択できる余地はない」だから「自分には現実を変えることができない」と思っている時は、自分には力がないという“感覚”と繋がっているということです。無力感。パワーダウン。
そこには当然、安心や安全の感覚もなく、世界に対して好奇心を持つことも今を楽しむこともできないでしょう。
だからまずは自分が選択できるのだということを思い出すのです。
起きた出来事を良い経験にするか苦しみにするかは自ら選択できるのです。
私たちは選択することができる。
さて、心身ともに次のステージへと進んでいる私は新しい選択をし続けています。玄花を通してお届けしているものがアップグレードしています。次回の遠隔エナジーワークは1月27日乙女座満月です。
3月末までは個人セッションも受け付けています。全てのお申し込みをお受けできるわけではないことをご了承ください。
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