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インド②至福の感覚が溢れ出す

2022.07.25



2018年1月12日〜17日
プライベートジャーニー in インドにて。



この旅のお話に登場するのは玄花と現地ガイド、そして日々ヒマラヤの洞窟で祈りと儀式を行なっているお坊さんこと高僧。




日々の生活の中でひとりぼっちだと孤独を感じる時や、何をしてもうまく行かず八方塞がりに感じられる時や、悲しみに胸が押しつぶされほんのひとつの喜びの欠片すら見出せない時も。いついかなる時も天からの恩恵と祝福は誰しもに降り注いでいる。


夫が亡くなり、全身を振り絞るような慟哭を体験し、我が子のことを同じ気持ちで一緒に泣いたり笑い合える人がいないというリアルに打ちのめされた。


本気で喧嘩したり本気でぶつかり合ったりと、未熟な自分を丸ごとぶつけられたからこそ磨かれたものもあるが喪失感がとても大きかった。あの時にぽっかりと空いた心が今、再生している。


怒りというものを存分に体現させてもらったからこそそれを超えることができる。それを体現し表現できた経験に感謝します。なんだかんだとこの節目のインド旅で気持ちよく、亡き夫との今までの関係性が昇華したように感じました。


夫の7回忌にて
7回忌にて





2018年1月12日は夫が亡くなって丸9年の命日です。気学だって数秘だってバイオリズムは9年サイクルでしょう。だからこれは大きな節目になるなって直感したんです。


昨年の10月のコズミックジャーニー in インドを計画してもらった現地ガイドにガンジス川の散骨の準備をお願いしました。前回のインドツアーの打ち合わせの時から、彼を通してヒマラヤのお坊さん(高僧)から玄花への言葉をもらっていました。旅のガイド以上のガイドをありがとう。


私の周りの人たちはよく夫のメッセージを私に届けてくれます。


「玄花さん。旦那さんが喉が乾いたと言っているので一升瓶のお酒をお供えしてください」


「玄花ちゃん。私、ライブ中にあなたの旦那さんをチャネっちゃったみたい(だからいきなり「玄花ー!」と叫んでホールの真ん中でハグしたのよ)」


友人のチャネラーは一緒に食事をしている最中に突然顔を真っ赤にして、「玄花の旦那さんがね、”愛しているよーー!!っ”叫んでるよ。”いい女でしょ?でしょ?”って」


ああ、眼に浮かぶやらかし系。これ以外にも本当にたくさん方から夫のメッセージを受け取りました。感謝を申し上げます。ありがとう。


インド旅その①の続きです。





1月12日。成田発デリー行きのJAL便。機内の映画リストに「君の名は」があった。映画館でも見たけれどもう一度じっくりと鑑賞した。


「魂の片割れ」という言葉が出て来る。


多くの人たちは陰陽太極図の陰陽のように自分の欠けたところを埋めてくれる人が現れたら自分は完全になれると思っている。


自分の欠けたところを埋めるようなパートナーが現れたら自分の人生は完全なものになる、という考えは、そういう片割れがいないと自分は不完全であると思っているということ。


自分は不完全である。無意識にそう思っているために「自分は不完全である」ということをわからせるためのものを人生に引き寄せる。そして「ああ、魂の片割れが欲しい。パートナーが欲しい」と願い続ける現実だけがリピートする。


自分は今ここにあるがままで完全であること。それを本当に受容できた時に、その自分に相応しい相手が現れる。そんなことを考えていたら飛行機はあっという間にデリーに到着しました。玄花の人生の大きなイベントのスタートです。とりあえず現地ガイドと合流し美味しいものを食べてぐっすりと眠ろう。



翌日はガンジス川沐浴のためにハリドワールへと移動しました。そしてさらに翌日の早朝のこと。気温は5度くらいかしら。普通にダウンジャケットを着てちょうどいい気候です。時刻は多分5時15分くらい。


僧のみが沐浴出来る場所で散骨できるように、現地ガイドが高僧から許可をいただいたその場所へ車で向かった。まだ誰もガンジス川に入っていない夜明け前。綿のワンピースの下には何も身につけていない。ガンガーに挨拶をし一歩一歩入っていく。




足が透けて見えるほど綺麗な青白くグレーがかったガンジス川。ヒマラヤに近い上流の場所で流れは緩やかだ。準備運動もなく気温5度の中でガンガーに入っていく。頭まですっぽりと潜るために腰あたりの深さまで行く。


寒いはずなのに、寒くない。何か大きなものに守られ包まれている気がする。頭のてっぺんまで潜りガンガーに身を委ねる。静寂。









言ってしまえば、インスタ映えしない写真の数々だ。スマホで見ている人には何がなんだかわからない写真に見えるかもしれない。胸いっぱいに空気を吸っているしそんなに深くは潜っていないのに圧が強くて長くは潜っていられない。水から上がる度にクリアになって行く感覚。


変容を表す言葉に「蛹のようにドロドロに溶けて」という言葉がある。何度か潜るうちにまるでロウソクが溶けるようにドロドロとした私がそこに在るようだ。たくさんの存在と共に。







全ては変化している。変化しないものなど何もない、というのが宇宙の不変の法則であり常に変化している私だけれど、特別に大きな変容のタイミングというものがある。


ガンガーに11回ほど潜った後にシヴァに向かって感謝と決意、その後に一呼吸。


ゆっくりと手を合わせるとガンジス川の流れが一瞬止まったように感じました。静かな水面に新しい私が映し出される。鏡のように。






ガンジス川に入っていたのは私ひとり。全てを終えて車に乗り込んだのが5時40分頃。「5時45分までに終わらせるのがいいって思ったんだよね」と現地ガイドは呟く。


ああ、そうか。これを書きながら思い出したけれど、まさにその時間は夫が亡くなった時間だわ。



一人で完全だなんて思えない。思いたくもない。そんなのは嫌だ、寂しい。誰かに支えられ、誰かと空いたところを埋め合うようにひとつになりたい。


私もそうやってもがいて現実から目を逸らし、何かを埋めるようなパートナーを見つけては「求めているのはこれじゃない」と離れて行く。


自分のちっぽけな頭が考えていたのは誰かの言っていることの刷り込みだったり、過去の経験による判断だったりしていた。


本当はね、天が用意しているのは自我がどんなに想定しても想定しきれない素晴らしいものなのだ。私はJUYOをお伝えすることでそれに対する確信がどんどん強くなって来たのを実感している。


教えることは学ぶこと。


エゴが考えるスピリチュアルなんてものはあくまでもスピリチュアル産業であり、自分に向き合うことなく貧乏が金持ちになるとか、病気が治るとか、やりたいことをやる、というところで終わっている。


私はもっとその奥を、その言葉に出来ない何かをこれからもお伝えして行きたいと思っているのです。



ガンジス川での儀式からホテルに戻り、シャワーも浴びずにガンガーの冷気に包まれたままベットに潜り込む。身体の芯まで冷えているのでなかなか体温は戻らない。シーツの隙間で息が潜まっていく。


ウトウトしながら眠りと覚醒の狭間で深い深い至福に包まれていた。


夫が亡くなり心が空っぽになったように感じ、自分の欠けた穴を埋めるような何かを求め、出会い、落胆し、諦め、自分の中の孤独を燃焼しきったその先に、こんな世界があるのだな。


A Whole New World.


完全になるのではなく、私はすでに完全であったのだと、その感覚に包まれたのです。その感覚にレッテルをつけるとするならばそれは「至福」ということになるでしょう。


私の得たこの感覚、この質感、このエネルギーは惜しむことなく玄花の場で還元していきます。



さて、次はいよいよ玄花の行くべき女神の寺院、Vaishno Devi寺院に向けて出発します。こちらのレポは④に続きますがその前に、③をお楽しみください。



2018年1月19日
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